序 文 2021-12ー6 revised |
もう40年も前になりますが、私は商社マンとしてジョコビッチの出身地であるセルビアの首都ベオグラードに駐在し、ディプロマティッククラブ (外交官クラブ)のテニスコートで初めてラケットを握りましたが、オーストリア人コーチから、近未来にも通用すると思われる正しい片手バックの 神髄を学べたのは非常に幸運でした。 このhpはテニスが下手糞な老いぼれアマチュアの私が甚だ僭越ながら、フォアとバックの技術の向上、とりわけ片手バックハンドの上達を目指す テニス仲間に向けて、多少でも上達の助けになればと思ったことをまとめています。世界的に著名なトッププロプレイヤーですら、未だにまともな片手 バックを打てずにいるのを見ると、片手バックの基本自体が未完成であり、正しい片手バックを普及することは老い先短い私の責務だと考えたからです。 片手バックは一見習得が難しそうですが、正しい片手バックのグリップとフォアハンドの<押すスイング>とは正反対の<引くスイング>さえ マスターすれば、結構強力な省エネスイング/打球が可能となるメリットがあります。 筆者自身がそうでしたが、平均寿命を過ぎた高齢男女にもテニスライフを長く楽しめる有力な武器となることに間違いありません。 筆者の思考のベースは、1980年にジョコビッチの出身地であるセルビアの首都ベオグラードで受けた、近未来にも通用する 究極の 片手バックハンドのレッスンですが、数多くのテニス技術誌の玉石混淆の関連記事から、希少ながら貴重な珠玉を取り込んで、筆者なりに 物理学の視点から、テニススイングの基本原理/メカニズムを微力ながら追求/解明して来ました。 ・・・上記の思いからここ40年近くの間、わたくしなりに理論の更新を続けてきましたが、スイング技術の基本の理論化とレベルアップのための 処方箋が、甚だ拙いながらも、明確且つほぼ完璧な内容に仕上がりつつあると確信しています。 テニスの基本とは、身体を最大限、自然でシンプル且つ合理的に機能させ、無理と無駄を省く事に尽きます。 つまり、自然でシンプルとは、身体の各部分(パーツ)の自然でシンプルな連係動作が非常に大切だということを意味します。 何故なら、不自然×複雑=非合理/非効率は必然的に、パワーロス、スピードロス及びコントロールミスを誘発するからです。 ◆テニスの技術向上のために、下記の6項目程度は基礎知識として頭に入れておくべきです。 (1)スイングの主役は<利き腕の肘(ヒジ)!>であり、打球の主役は<手の平!>です。 ・・・ ラケットを持つ利き腕のヒジを正しく前方へ向けてしっかりと大きく強く振ることで、力強く正確なボールを 打つことが可能となります。ボールを打つのは手の平(=ラケットの打球面)です。 (2)グリップ:ボールを打つのは手の平です・・・手の平(グリップ)とスイング方向の一致が絶対条件です。 ・・・グリップは、ゴルフと同様、打点に合わせて造り、手の平でラケットのスイング方向のま後ろをしっかりと 支えることが基本です。 (注)現状、片手バックハンドを打つプロ選手は皆、例外なくグリップの造り方を間違えていますが、 間違いは、プロ選手が片手バックの打点の正確な位置/高さを知らない事に起因します。 因みに、片手バックの打点はフォアよりも、①ほぼ両肩幅分程前方、②高さもほぼ鳩尾付近に位置します。 (3)肘(ヒジ)の重要な機能:スイングとはラケットを持つ利き腕の肘を振ることです。 ラケットを持つ利き腕の肘を大きく/強く/速く振らなければ、強いスイング/打球は不可能です。 ヒジは、スイングの原動力: ![]() ![]() 肘はまた、スイングをリードする司令塔/方向舵を兼ねています。 私は幸か不幸か女性から肘鉄砲を喰らったことがありませんが、肘鉄は喰らった男性が気絶/卒倒するほど? 強いそうです。テニスでも さように強力な肘鉄パワーを活用しない手はありません。(フォアハンドのポイントは肘を 体幹に向けて強く引きつけつつ、ラケットを打点に向けて押し出す<押すスイング>ですが)片手バックハンドの要点は、 肘を体幹から強く引き離しつつラケットを打点に向けて引き出す強力な<引くスイング>パワーを活用することです。 (4)スイング:推進のフォアハンドと牽引の片手バックハンドとでは、スイングのメカニズムが全く異なります。 ・・・フォアハンドは主に、ラケットを打点に向けて押し出す、インサイドインの<押すスイング>が基本であり、 片手バックハンドは、ラケットを打点に向けて引き出す、インサイドアウトの<引くスイング>が基本です。 ・・・・・ プロ選手ですら、片手バックは<引くスイング>であることを理解していません!?! ・・・知る人ぞ知る、大多数のプレイヤーが「力を入れ難い」ために苦手とするバックハンドの<引くスイング>の 方が、スイングに体重を乗せやすいため、<押すスイング>がメインのフォアハンドよりも強力なことです。 (注)プロ選手が片手バックを苦手としている理由は、彼らが適切な打点の位置を知らずにグリップを間違え、スイングを フォアハンドと同様に<押すスイング>で行っているためです。バックハンドは<引くスイング>でなければなりません。 (5)打球の構え:身体は・・・上体だけでも・・・横向きとして、前肩を前方ターゲットに向けるのが基本です。 ・・・打点が低い場合、特にバックハンドでは、膝を曲げ、腰を充分低く落として構えるのが基本です。 ※正しい打球の構え造りは、打球の強弱/飛距離と方角の正確なコントロールのための必要条件です。 ・・・凡ミスの乱発と上達の遅れは、殆どが打球の構え造りの不備/間違いが原因です。 (6)スイングの支点は、フォアハンドでは、体軸(頸椎)、バックハンドでは<右肩(前肩)+頸椎>です。 体軸を支点とする自然なスイング軌道が高速/正確/強力なスイング/打球を可能とします。 ・・・打球時点では、スイングの支点(体軸) ; フォアFHでは頸椎、片手バックでは前肩+頸椎を動かさないのが基本です。 ※スイングの支点が動くと、必然的にスピードダウン/パワーダウン、コントロールミスを招来するからです。 (7)肘はスイングの原動力点ですから、スイングを肘の高さで行う場合に、最強の打球が可能となります。 |