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凡ミスのバイオメカニクス&フィジクス・・・・・・凡ミスを減らしレベルアップするためのポイント 2021-3-29 rev 凡ミスの殆どは、スイングの基本的なメカニズムを知らないことに起因しています! ◆ミスを防ぐための基礎知識 = 物理的/力学的 原理/原則 不自然なスイング軌道でスイング/打球を行うと、ミスショットとなりがちです。 体幹(体軸;フォアハンド=頸椎/バックハンド=右肩)を円心(=スイングの支点)とする通常は円軌道(=自然なスイング軌道)または 直線起動の中でボールを捉えて打つのが正しいスイングです。従って、打球はこの円心(=正しい打球地点)に体幹を運んで行うのが基本です。 従って、ラケットをボールに当てに行く不自然なスイングからではナイスショットは生まれません。 正しい打球の構え=横向き。前向きでもボールを打てますが、打球の強弱と方角のコントロールを難しくします。 初心者の上達が遅れる/何時まで経っても上達出来ない、最大の原因が打球の構えの不備です。 (1)打点は常に身体の斜め前方に位置しますから、身体は、上体だけでも、横向きとして、右肩を前方に向けてスイングを行うのが基本です。 横向きの構えをつくるのは、ゴルフも野球も理由は同じですが ・・・・・・・。 ①手首を捻ったりせずとも、手の平(従ってラケットの打球面)が自然に前方に向くように仕向けるためです。 ※この際、フォアハンドの場合、脇を閉めて肘を体幹に向ける、バックハンドの場合、フォアとは逆に、脇をあけ、肘を前方に向けるのが基本です。 さなくば、手の平=ラケットの打球面がかぶり気味となりミスショットとなり勝ちです。 ※手首を使って、ラケットの打球面の角度調整を正しく行うのは実際上非常に困難です。間違いの元です。 ②打球の強弱と距離、方角のコントロールを容易とするためです。 ※力強く、コントロールも正確なショットを打てない最大の理由は、打球の構えが前向きで不適切だからです。 (2)打点が低い場合、膝を曲げて腰を落として身体の重心を打点の高さに合わせて落とすのが基本です。 ラケットをコート面にほぼ水平に構えて スイングを行うのが成功の秘訣です。腰高では、正しいラケット面をつくるのが困難となりますが、プロ選手のミスの大半は腰高が原因です。 *バックハンドの正しいグリップ:僅かでも間違えると、まともなスイングが不可能となりますので要注意! 「バックハンドに力が入らない」のは、グリップミスが最大の原因です。昔から種々の馬鹿げた弥縫策が推奨されて来て、 未だに改まる気配も機運もありませんが、どんな弥縫策を講じようとも無駄!です。 ※唯一正当で合理的なグリップは、バックハンド(セミ)ウエスタングリップだけです。 ◆グラウンドストロークで多く見られる凡ミスのケース; ![]() スイングは身体を、少なくとも上体だけでも横向きとしない限り、ボールを強く、コントロールを正確に打つことが出来ません。 肩/首を支点(回転軸)とする自然な円軌道上のスイングでボールを捉えることが出来ずに、姿勢を崩したり、手首を使ってラケットをこね回し、 ラケットフェイスをボールに当てに行く、いささか無理で変則的なスイングを強いられる結果、凡ミスとなり易い。 正しい打点の位置は、フォアもバックも横向きの身体のラケットを持つ利き腕の肩の約20度前に位置しますから、体を横向きの姿勢として 打球方向に前肩を向け、ボールを打つのが基本です。??? 打点は身体の斜め前(身体のおよそ20度±程度斜め前)です。??? ![]() ラケットが地面に並行(グリップとラケットヘッドの上部を結ぶ線が地面にほぼ並行)の場合、ラケットの自然で適切な操作がし易くなるのですが、 そうでない場合、パワー&スピードロス、コントロールミスを惹起し易いのです。 プロでも、腰高ミスを犯していて、ボールをネットに引っ掛けるミスが結構多いものです。腰高の場合、正しいラケット面が作り辛いため、ミスとなり易いのです。 特にバックハンドの場合に多発します。 強い打球を打つのに適切な打点の高さは、フォアハンドの場合は腰の付近(身体の重心)、バックハンドの場合は胸付近(鳩尾)付近です。 打点が低い場合には、ラケットヘッドだけでなく、膝を曲げて腰の高さを充分落としてグリップの高さも下げ、出来るだけコート面に水平にスイングすること。 ボールの下に入れというプロコーチがいます。非常に的を得たアドバイスだと思いますが、要は身体の重心を打点の高さに合わせて、 下方に落とせと言うことだと思います。 ナダル、セレナ・ウイリアムズ、ラドワンスカは、ボールを捕りにコートの左右に走らされても、低い姿勢を保ったままで、しっかりと、ボールを打ち返しています。 ナダルはクレイコートでは足を滑らせ股を広く開いて低い姿勢を作り、強いスイングで、しばしば強烈なカウンターショットを放っていますし、セレナは常に安定した 低い腰の構えからライジングボールを捉えて鋭いウイナーを放っています。 アマチュアが見習うべきはラドワンスカです。ラドワンスカは小柄で華奢ながらも低い姿勢でコートの端から端まで走りまくり、時にはコートに座り込んでまで、 結構強いボールを打ち返していて、滅多にネットに引っ掛けたりしないのです。腰を曲げるのではなく、膝を曲げて低い打球の構えを作れば、ミスなしに結構 強いカウンターショットを打ち返すことが出来るのです。非力な彼女がWTAランクの上位にとどまっていられるのは、このためだと思います。 ![]() 物理的にボールをネットに引っ掛けるのが当然ですが、何故かこの種のミスは結構多いのです。 ラケット面はスイング中、地面に垂直、或いは僅かに上向きに保つのが基本です。 ![]() プロも上記の弱いグリップ(=物理的、生体力学的には不適格なグリップ)で打っていますが、スイングパワーを効率的にボールに伝えることが 適わないため打球は弱く、ボールコントロールも難しいためミスが出易く、好ましい打ち方ではありません。 バックハンドの正しいグリップはバックハンドウエスタン/セミウエスタングリップに限られ、唯一合理的で正しいスイングは、 上下腕を肘の関節(=蝶番)に直角に伸ばしつつ振る上下腕(肘関節)延伸型(EEタイプ)スイングです。 ![]() 正しく前方に向く手の平/ラケット面を作れず、ラケット面が被ったまま(下方向きのまま)なのでミスショットを招きます。 バックハンドは、脇を開け、肘を上げて手の平とラケット面を正しく前方に向けることがポイントです。 ◆ボレーで多く見られるミステイク 凡ミスと言うよりも、グリップの選択ミス、スイングの基本的なメカニズムを理解できていないためのミスが多い。テニススクールでボレーの基本動作を 教えることは、皆無と言ってよいほどありません。コーチ自身が”ボレーの基本”が全然理解出来ていないのですから。これは、日本のコーチに限ったことでは ないようです。 ![]() コンチネンタルグリップがフォアハンド/バックハンド共通の基本のグリップ(ベーシックスタンダード)であるとされていますが、物理的には間違いです。 フォア/バックとも共通のグリップなどありえませんから、バックハンドセミウエスタンにグリップチェンジするのが正解です。グリップチェンジをしないと、 バックボレーの場合、ラケットの正しい面作りが難しく、スイングもしづらいため、自然なスイングの中で的確にボールを捉えることが難しくなり、ボレーの 成功率は確実に低下します。 ◎正しいバックハンドグリップはバックハンドセミウエスタングリップであり、正しいバックボ レーのスイングタイプはEEタイプです。 ![]() 身体が前向きでも楽に打てる場合もありますが、打点の位置によっては、正しいラケット面が作り難いので自然なスイングがし難く、手首を捻る/折るなどして ラケットを無理にボールに当てるスイングとなるため、ミスとなる確率が高い。フォアハンドの場合、自由度が高いため、とかく不充分な前向きの態勢からでも ボールを打ちに行きがちです。 ◎フォア/バックとも身体を、少なくとも上半身だけでも横向きにして、前肩を打球方向に向けてボレーするのが正しいボレースイングの原型です。 こうすることで、手の平とラケットの打球面を前方に向けやすくなるだけでなく、打球のパワーとコントロールを高めることが容易となり、ミスを減らせます。 ![]() トッププロですら、とかくラケットヘッドのスイング幅がグリップのスイング幅よりも大きくなりがち、つまり、スイング軌道が 扇形となりがちで、ボールをネットに引っ掛けたり、ボールがベースラインを割ったりしがちです。 ヒッテイングゾーンでは、肘を高く上げ、やや上向きのラケット面を崩さずに、スライスでボールを直線的且つコンパクトに打つことが大切です。 即ち、ダイヤ型ヒッティングゾーンをイメージしつつ、パラレル(スライド)スイングで対処することです。 ![]() とかくラケットヘッドだけを下げて対処しがちですが、ボールコントロールが上手く行かずにネットに引っ掛けたりします。 打点が顔/頭よりも低い場合、とかく突っ立ったままスイングしがちで、ボールをネットに引っ掛けています。 膝を曲げて身体の重心を落とし、ラケット(ヘッドからグリップまで)を地面にほぼ水平に構えて対処すべきです。 ボレーの適切な打点の高さは通常顔/頭の高さ近辺です。腰を充分落として対処すべきです。 ▷フォアハンドボレーで出易いミス・・・・・・脇が甘いためのミス とかくラケットを持つ利き腕側の脇を開け、肘を横に上げたままでスイングしがちですが、正しいラケット面を作りづらいため、無理して手首を曲げる/捻るなどして、 ラケット面をボールに当てに行く不自然なスイングとなり、ミスとなり易いのです。手首を捻ると正しいラケット面を作り難いデメリットがあります。 フォアハンドボレーでは、ラケットを持つ腕の脇を軽く閉めて、肘を体幹(脇腹付近)に向けて構えることでグリップエンドがスイングの円心となる体幹に向けられるため、 正しいラケット面を作り易くなり、自然でしっかりとしたスイングで強いボールをコントロール良く打つことが出来るのです。グリップはコンチネンタルよりもイースタンの方が 適切であり、ベターです。 ▷ ![]() バックハンドボレーでは、フォアとは逆に、脇を開けて肘の先行/主導でスイングするのが、成功の秘訣です。最適なグリップは勿論、バックハンドセミウエスタン グリップです。コンチネンタルグリップだと、手の平とベクトルが逆なので、①スイングに力を入れ難く、②コントロールが難しいという致命的な欠点があります。 正しいバックハンドスイングは肘延伸型(EEタイプ)スライス=前肩をスイングの支点として、上下腕を肘関節に直角に伸ばす過程でボールを打つスイングタイプです。
サービスもスマッシュも正しい打点の位置をしっかりと覚えることに尽きます。打点は通常斜め前、右肩を円心とする自然な円軌道上にあります。ラケットだけでなく、 肘のテイクバックは、当然、その自然な円軌道上に行わねばなりませんし、肘を右肩よりも上方へ上げねば、肘を前方に向けてスイングすることが出来ません。 肘を右肩よりも高く上げ、ボールを良く見て、頭(体軸)を動かさずに、打点に視線を残してスイング/打球を完遂することが大切です。 ①サービスはボールを正しい打球位置にしっかりとトスすること。 スマッシュでは左手をボールに向けた構えを作り、正しい打球位置に移動すること。 ②肘を肩よりも高く上げた構えから、フォワードスイングを開始すること。テイクバックした肘の位置が低いとラケットの強振/強打が出来ません。 ③どちらも、正しいラケット面の角度をキープしたまま打点でスイングを止めるつもりで思い切りボールを引っ叩くこと。 正しい打点の位置(ラケット面のどの角度で、ボールがネットを越えるか、どの程度のスピンでボールをサービスエリアに打ち込めるかなど)を覚えておくこと。 スマッシュの場合、ボールを充分引き付けて打つこと。 ※サービスでダブルフォールトの多い人は、スピンをかける方法を覚えるべきです。 筆者自身は、背が低いので、主としてスライスとハーフスピン(スライス+トップスピン)を主な武器として対処して来ました。他にリバースサーブ (スライスとは逆方向=ボールが着地してから右へ曲がるが殆ど弾まない)とヘナチョコですが結構役に立つトップスピンもマスターしました。 筆者のトップスピンは球威はありませんが、ネット近くでストンと急速で落ちるボールで相手を戸惑わすことが出来ます。 |
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